2021年7月12日月曜日

わたしが選びに選んで決めた一張 Stacy ST-Ⅱ

 小川テントキャンパルジャパン株式会社)のStacy ST-Ⅱ このテントを分類するとツーリング向けソロテントとわたしは分類しています。小川テントといえば東京ドーム天井の内幕を手掛けた会社でもあり、その会社のロングセラーとして造り続けられているStacy ST-Ⅱは、わたしが選びに選んで決めた一張なのです。半年の間設営しっぱなしという尋常ではない使用環境で何一つ不都合もなく機能し続ける快適性、軽量コンパクトな携帯性、広い前室を有する快適性は素晴らしい。1月3日以来、冬を越し春を迎え、今現在線状降水帯の豪雨を凌ぎながら梅雨明けを待っています。

 わたしの不注意から火災を起こし自宅は半焼。隣近所に火の粉が及ばなかったのが不幸中の幸い。消火に際し電化製品は全滅、家の中は火災時の匂いが未だに抜けず、家の中に入ると気分が悪くなる程です。

 テント生活も半年、なぜテント生活をしているのかということなのだが大きく分けて理由は2点。新たに家を建てる資金がない(火災保険に入っていなかった)ということ('◇')ゞ

家を建てる金がないならアパートでも借りればいいのではということになるのだが、まさに火災当日、役場の方が駆けつけてくれて町営住宅の空きがありますからすぐにでも移れるように入居の手続きを勧めてくれたが、消火活動の最中考えていたこともあり丁重にお断りした。 

「丁重にお断りした」?「消火活動の最中何を考えていた」?となるのだがこれが2点目の理由に繋がります。

 最近ではペット可の賃貸物件も増えてはきているがペットと言っても犬や猫止りです。さらに犬といってもせいぜい柴犬くらいの中型犬まででしょう。問題はフクです(笑

 フクは大型犬、体型は飼い主に似てラブラドールレトリバーでとしては満気味の40㎏、いくらフクが大人しいからと言って見た目でフクは即入居不可ですよね(笑 ペット可の町営住宅もあるとのことだったので一応役場人にたずねてみたのですが、当然困った顔(笑 「犬はご自宅に置いてご主人だけでも入居されてはいかがですか」と提案していただいたのですが、別々に暮らす選択肢は全くなく「丁重にお断りした」次第なのです。


 人生のターニングポイント、身から出た錆とはいえ、深みにはまっていく日常でのフクの無垢まなざしは、わたしの荒みと孤独に寄り添い、何も言わずに一切合切を引き受けてくれていました。

 そんなフクにわたしの居ない孤独を押し付けることはできません。と勝手に思っていたんですけどね(笑

そんなこんなのでのテント生活です。少々不便ですが不自由ではない。


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