2022年11月6日日曜日

モンスターロシモフ

 自らを場末のバンドと言い放ったモンスターロシモフ。力の限りを尽くしているのが伝わってくるバンドでした。





 ザリガニV ザリガニV ザリガニV  頭から離れない(笑





2022年11月5日土曜日

大切なことをフクがおしえてくれた

 こんな注意喚起を以前見かけたことがあるが何となく違和感を感じていた。

 言い分としては「無責任なえさやりは不幸な猫を増やします」的な大義名分のもとに設置されたのだろうが(他にも様々な理由わあると思います)

 体は痩せ細り、毛並みは悪く、明らかに腹が減っていると思われる猫が目の前で「ニャー」と泣いたら悲しすぎる。

 ぼくはきっと悩むだろう。そして餌をあげたいと思うばかりに餌をあげていいという理由を探す。本当はすぐにでも手を差し伸べたいのだが柵が邪魔をする。いまのこの刹那を見なかったことにしたくなる。

 そんなぼくにフクは教えてくれる。

 最近牛小屋に猫が住み着きつつある(僕はに迷惑なのだ)若い猫のようだ。性別を探らせてくれるほど人馴れはしていない。当初はゴミ袋をあせりゴミを散乱させていた。腹がへっていたのだろう。猫の存在を認識していなかった頃はフクの仕業だと思いフクを厳しく叱ったが、フクには悪いことをしてしまった。
 

フクのやさしさは猫もかんじるのだろう。餌を食べているフクに近づいていく猫。


フクは猫の食べる分の餌を残して席を譲りました。


 ぼくには出来ないことをフクはさらりとやってのけた。

 そんな光景を少し離れたところから見ていた。ウルウルしてきた。やさしさに言葉はいらないようだ。やさしさにケチをつけるのが大人なのか。身寄りのない猫を誰が生んだ。目の前に腹が減って倒れそうな子供がいたら、おにぎりを分けてあげたらいけないのか。ぼくは猫にえさを分けてあげたフクをどんな言葉で叱らなければいけないのか。

 人間が蒔た不幸の種は人間自ら刈らなけれいけない。それが「猫にえさを与えないでください」ではないと思う。「無責任なえさやりは不幸な猫を増やします」でもないと思う。無責任なえさやりでもいいじゃないか、寒い夜を凌げるように空腹を満たしてあげれば。腹が減っている猫にはえさを、不幸な猫を増やさないためには不妊手術を。時間がかかるかもしれないけれど、人間が蒔た不幸の種は人間自ら刈らなけれいけない。