2021年12月31日金曜日

令和三年 大晦日 だらだらと今年を振り返る。

  波乱の幕開けだった令和三年も今日をもってお仕舞。全てが灰となったのですが、特に気持ちが落ち込むこともなく居られたのは、ニュースを見て駆けつけてくれたみんなのお陰だったと思いを馳せている次第です。改めまして「ありがとうございました」

 悪いこともあれば良いこともありました。54歳にして23年ぶりに「就職しました」 以前勤めていた会社の同僚が経営しているコンサルタント会社に拾ってもらいました。至れり尽せりの会社で親身にになって生活の基盤を整えていただきました。衣食住なんの心配もいらず仕事ができる環境です。

 会社は益城町にあります。住んでいた御船町を出ることを決めたことを伝えるとすぐさま住居の手配をしてくれ、フクと一緒に住めるように一軒家の借家を段取りしていただいていましたが一人と犬一匹暮らしには広すぎるし家賃も高額だったのでフクが居る間だは今まで通りテントを張れる土地があれば十分だということを伝え今住んでいる土地を紹介して頂き益城町の住人となったわけです。

 土地の広さは800坪くらいで、その一角に屋根付きの車庫のような場所があり、テントを張るには十分な広さです。屋根付きなのでテントが濡れることもなく、留守番のフクも濡れなくて済みます。半径200m圏内に民家はなく一番近い建物と言えば皮肉なことに消防署、心強い!(笑

 地主さんに御船から益城に引っ越すことになった経緯を説明すると被災者からお金を貰うことはできないから「ココでよかったら使ってくれていいよ」という思いもよらなお言葉を頂きましたがタダというわけにもいけないので、心ばかりの金額ではありますが納めて頂けることになりました。

 益城町といえば熊本地震で町が壊滅しどん底を経験した町です。そこからくる言葉の優しさは震えがくるくらいあったかかった。

 フクはいたって元気です。ここは地区の農機具などの倉庫としても使われているようで人の行き来が意外と多く、引っ越し当初はフク慣れない環境からか来る人に敏感に反応して吠えていたようですが2~3日後には尻尾をフリフリてのこと。みんなに撫でてもらってご満悦の様子とのことでした。

 休日フクと日向ぼっこしていると「夜は寒かろう」とよく農区の人の心配してもらえるのですが、テント生活2度目の冬、氷点下の気温の中でもテントのな中は抜ぬくぬくで部屋着のスエットだけで過ごしていいますのでご心配なく。なのです。

 テント生活といっても、トイレはもともと備え付けがあります。(使ったことはないけど)水道もあります。水道はフクの飲み水、朝起きて顔を洗うのに使うくらい。電気も来てますけどほとんどソーラーで蓄電したの電力を使っています。何はともあれ、多少の不便はあるが不自由ではない生活をしています。これも近年のキャンプブームのお陰ですね。

 これ、場末の酒場の汚点灯様から授かったGR DIGITALⅢなんですけど、実は夏頃に逝ってしまいました。メーカに問い合わせたところ、デジカメの心臓ともいえるセンサーが不良を起こしているとのこと。13年前の2009製のカメラです。部品もないとのこと、修理はあけらめましたが、テント内は暗く写真を撮るのには悪条件でスマホの貧弱なカメラでは写真を撮ってもストレスがたまるだけでした。そんな時、酒場の汚点灯様が「使ってよ」って持ってきてくれたのです。

 特に趣味もなかった私が唯一楽しめたのがカメラだったのかなとだったんですね。お陰で随分と気が晴れました。

 写真といえば増田んとこでのライブの写真も灰になったな。フォトアルバムにしようとレイアウトも全部できていたんですが、パソコンともども灰になりました。ごめんね。

 兎にも角にもいろいろと書き出したら切りがありませんのでこの辺で〆ます。

よいお年をお迎えください。