2018年2月12日月曜日

肩甲骨師

「肩甲骨師」とはわたしがつくった造語であり敬称でもある。

首の付け根から肩甲骨周りにかけて筋肉の”張り”のようなものに悩まされる。ちょくちょく合間をみてストレッチをやってはいるが、この”張り”のようなものに集中力を奪われるほど辛い時がある。こんな時は堪らずマッサージに縋っていた。

”縋っていた”そう、悲しいかな過去形なのである。”揉みほぐす”という表現が的確であるかはわからないが、わたしの肩甲骨周りをこの上なく丁寧に揉みほぐしてくるれていた肩甲骨師(わたしは彼女に敬意を表してこう呼んでいる)が退職され2年くらい新たな肩甲骨師を探す流浪の民となっていたのだ。

そして今日やっと新たな肩甲骨師見つけられたような気がする。

この肩甲骨師は男性にも劣らぬ力強さと肩甲骨周りの揉み方のバリエーションの多さで抜きん出ている。揉んでもらっている最中に「そこ、そこなんですよ」とわたしが声を漏らすほどだ。いろんな体位・角度から攻めてくれる。そして的を得ている。マッサージ後の脱力感、心地よい疲労感、久しぶりに味わう「揉み返し」に火照る。

そして何よりも彼女の言った一言にやられてしまった。

「むぅー肩甲骨が出てこない」

なんと素晴らしい愚直な表現だ。この一言にわたしはやられてしまった。

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