2018年1月28日日曜日

批判的思考が止まらない 熊本市議会議員 緒方夕佳 市議が乳児を連れ議場に入場した件

27日(土)熊本県民テレビの番組「現場発!私は、ママの議員です。〜子育てと政治参加のはざまで」放送を観た。

熊本市議会議員 緒方夕佳 市議が乳児を連れ議場に入場したことが事の発端のようだ。

想像してみよう。乳児連れで外食する際には事前に店へ電話で確認するのではないでしょうか。それで断られたら仕方ないことだと諦めるのが店に対して、またそこで食事をしている人たちに対する礼儀だ。

彼女のとった行動を例えれば、事前に店に相談しても断られたので、当日乳児を連れて店へ押しかけテーブルに着いた。そこへフロアー責任者が来て退店を促しても居座る。他の席で食事を楽しんでいる他の客はいい迷惑、挙句の果ては子供を店外に預け自分は食事を済ませ店を後にしたという状況だ。しかもその後、子供連れの客のために託児室を設け、ベビーシッターによる子供の世話を当然の店側の義務であるかのごとく要求しているというのが一連の行動だ。

彼女の目的は「女性議員として働くための環境整備への問題提起」だったのだろうが、彼女の問題解決の手法だと、自身が主張している市民の代弁者・代表者しての役目は果たせてはいない。市民の代弁者・代表者して変えていかなければ環境は山ほどあるのだが、今回彼女の行動は自身の立場・境遇を盾に駄々を捏ね我儘を通し、ある意味脅迫めいた訴えで得た一過性の狭義の「容認」でしかない。
この手続きを無視した手法は最終手段であったことは彼女も認めるところだろうが、最終手段は最終手段であり他の事案のケーススタディには成り得ない。運営と協議を尽くし成し得た成果でもなく、ましてや議会で議論され他のケースにも運用可能な制度として制定されたわけでもない。そいいう意味で一過性の狭義の「容認」でしかないのだ。根本は何も変わっていない。

援助を必要としながらもシングルマザーのお母さん達は自ら問題を解決し職を探し、日々子供の突発的な病気の不安と背中合わせで周囲の協力を得ながら就業している。早退や欠勤が続けば職場への気まずさも募るだろう。何かを得るには何かを犠牲にせざるおえない覚悟を余儀なくされる場面に幾度となく遭遇しながらも生活の糧をみいだしていかなければならないのだろう。彼女たちが望んでいることは、職場に子供と同伴することではなく、安心して子供を預けて仕事ができる環境、子供の病気等で会社を早退や休みが気兼ねなく取れる環境の整備だと思います。



※今回の放送とこの動画は異なりますが、概要は分かると思います。

彼女の行動に対して批判的な文面に終始したが、議場施設内に託児施設として一部屋または部屋の一部を開放してもらうことがこんなにも大袈裟な展開にしなければいけなかったことのだろうか。事実この出来事後はちゃんと託児所書もシッターも希望通りの結果になっているということは、アプローチの仕方がお粗末だったとしか言いようがない。

批判的な文章が次から次へと止まらない。このあたりでやめておきます。

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