2022年1月14日金曜日

ボロボロもじつは素敵だとおもう

「テントは寒かでしょう」(テントは寒いでしょう)「意外とポカポカですよ」

農家に土日はないので、週末になると農機具を出し入れに来るオヤッサン達との挨拶代わりに交わす言葉である。

嘘じゃないんです。ポッカポカなんです。


 3畳ほどのテントのインナーで8~10畳用のストーブを炊くんですから、ポッカポカなはずです。そしてなによりも火の暖かさはやさしく体の芯からあっためてくれます。

 テント内火気厳禁なんて怒らないでくださいね。わかっていますよ、一酸化炭素中毒、だから中毒にならない体制万全です。空気の通り道は確保してあります。

テントインナー天井の三角窓は2か所とも全開にしてあります。


 前後の出入り口のファスナーも開けています。タバコの煙はここから外へ逃げているので換気は万全ってことでしょう。一酸化炭素中毒の件はご心配なく。


 とまぁ枕はここまで。今日の主役はこいつ。ストーブの上に乗っかっているケトル。1枚目の写真でさりげなく写ってたんですが、気持ちとしては「ギンギラギンにさりげなく」だったんです。一年使い込んでいい感じに仕上がってきました。

 使い込むって、日常なんです。このケトルのようなラフ使い込み方もあれば、このブーツのように手入れを怠れない使い込み方もある。


 ボロボロであろうとピカピカであろうと使い込んでいくと愛着ってやつが生まれてきます。ボロボロかピカピカかなんてどうでもいいと思います。自分にしかわからないものがあるんです。

 表面のボロボロではなく積み重ねられたボロボロの時間を感じられる感性でありたい。

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