2018年4月2日月曜日

健軍界隈で飲む

「落ち着くな」これがソファーに腰掛けてからのわたしの第一声だった。

健軍界隈にある「スナック パートナー」。身なりをしゃんと整えらたママさんはこの店を40数年あまり切り盛りされているそうだ。
店内は手入れの行き届いたカウンター、ソファー、キャビネット、陶器のシャンデリア。40数年の時を経てそれらが一体となり店内は落ち着いた佇みを醸し出している。
ソファーに腰を沈め背もたれに寄りかかると多少のヘタリ感はあるものの、スプリングを感じさせない座り心地は初めて訪れた店への緊張を和らいでくれたのだ。

店内に配置されている数々のモノは造りのしっかりとしている素材のいいものであることは一目瞭然であり、40数年の経年経過は角のとれた優しさをうみだしているように思える。

今でも古民家ブームは続いているのだろうか?飲食店を回っていると、古民家をリフォームしモダンなデザインの椅子やテーブルを置き、洒落た小物でアクセントされたそんな店内に一見目を奪われるものの、アンバランスなつり合いのなさに自分の感覚を疑うこともあったが、今日このスナックを訪れて感じたものは、あの違和感を肯定できるものであった。

店主もまだまだ元気なご様子。末永く続けて欲しいと願う。


話は変わるが、健軍での飲食で通っていた「志麻」の店舗がなくなり更地になっていた。安くてうまく、創業60数年の歴史ある居酒屋だ。なんといっても「志麻」のレバ刺しは絶品である。そんな志麻が更地になっていたのだ。電話はつながるものの応答はなかった。

何かご存知の方がいらっしゃいましたら情報提供お願いします。

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