2018年4月17日火曜日

家庭料理

夜間の仕事を終え事務所に帰ってくると先輩の奥さんが朝食を作ってくれている。

御飯に漬物、味噌汁、目玉焼き、ウインナー、煮物。普通の朝食なんだけどほんと旨いんだよな。かぼちゃの煮物なんて思わず「うま!」と声にでてしまうほどである。

この「うまい」はどこからの声なのか? 確かに高級焼肉店で食う肉はうまい、このうまさは対価に対する当然のうまさなのだろうが、かぼちゃの煮物はこれに匹敵する、いやそれ以上に幸せを感じるうまさだったのだ。これが家庭料理の不思議なのだろう。家庭料理のルーツは代々その家に受け継がれている味の伝承でもあり、日々の食卓を守り続ける強さと優しさがある。それがうまいと同時に幸せを感じた理由なのだろう。

家庭料理という日常に慣れ過ぎて感謝の気持ちを忘れないよしなくてはいけないが、寂しいかなわたしには家庭がない(笑

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