2022年9月25日日曜日

優柔不断の言い訳

googleさんに聞いてみた。

  やかんは薬を煮出すのに用いられたもので、「薬鑵(やくくわん)」と呼ばれていた。 「鑵(くわん)」は、水を汲む器が原義である。 「ヤククワン」から「ヤククヮン」に転じ、「ヤクヮン」「ヤカン」へと変化した。 漢字の「薬缶」は、発音が「やかん」となった以降の当て字である。

とのこと。

 テント周辺の耕作地では稲穂は色付き、里芋の収穫が始まった。秋が始まったばかりだが、うかうかしているとすぐに冬がやってくる。気が早いが冬支度を始めなければいけない。冬支度と大袈裟に書いてはいるが、夏の扇風機から冬のストーブへの入れ替えと寝袋をセットするくらいで、特に汗をかくこともない。

 テント生活も3度目の冬、来る冬に備えて新たに薬缶を新調した。


 アウトドアブームで一般的に薬缶のことをケトルという呼び方が浸透してきているようだが、こいつは紛れもなくケトルではなく薬缶である。そう主張しているように思えてしかたない。

 ぼくの優柔不断な性格もあり、こいつを選ぶに至るまで2週間ほどかかっている。ホームセンターや金物店を見て回ったり、ネットもかなり見まくりこの薬缶に至った。

 こいつの素晴らしいところは造形を成す大部分が曲線で造られていること。投影面としては直線であっても三次元的にみてみれば曲線で形成されている。特に素晴らしいところは注ぎ口の曲線の美しさである。この部分のS字カーブには単曲線から直線、さらに緩和曲線にへと繋がれ最後は単曲線により本体へ溶接されている。さらにこの溶接接合されている部分が薬缶本体の底面から延びる曲線とS字カーブ最後溶接部分の曲線が直角で交わっている。素晴らしい。


 これが意図して造られたかは定かではないが実にスムーズな線形であり曲線だ。

 ブログを書きながら書きたい内容の趣旨が変わってきたがこれはこれでいいとしよう。薬缶ひとつ買うのに2週間もかけてしまうしまう優柔不断さに何か理由が欲しかっただけである。

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