太らせて食う

朝起きてベランダで一服。いつものようにツバメの巣におはよう。
ん？、なにか何時もと様子が違う。
巣立ちまじかの雛達が巣の中に一羽もいない。巣立ちにはまだ早いはずである。

不安が過った。カラスか仕業か。多分カラスである。

巣立ち間際、成長しきった飛べないツバメのヒナ達に、ここぞとばかりに食らいついたカラスなのだろう。

産んだ卵を襲っても腹の足しにもならない。生まれたてのヒナを襲っても腹の足しにしかならない。巣立ち間際を襲えば満腹ってなわけだ。

まさに労せず太らせて食うってやつだな。