2017年8月19日土曜日

写真には写らない美しさ




ある工事屋さんの現場で見つけた素敵な石頭ハンマー。

何が素敵なのかと聞かれれば、”柄”しかないでしょう。で、柄の何が素敵なのかとと聞かれれば、修理のしかたである。

当初付いていた柄は折れたのでしょう。普通ならば、金物屋に行き別売の柄を買い求め付け替えるのが一般的なのでしょうが、そうでないのがこの石頭ハンマーは素晴らしいところなのだ。

ここからは想像だが、このハンマーを修理した人は、どの木が柄として向いるのか様々な木硬さを理解しているのだろ。
柔い木は柄として使えない、かといって硬いだけでは衝撃に弱い、そんななか、ベストな選択がこの木だったのだろう。

そしてその選択は間違っていなかった。使い込まれた”柄”には写真には写らない美しさがある。

自然に対して知識深い人を尊敬する。

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